■日 時
  2014年5月29日(木) 18:30(5分前までに集合下さい)

■テーマ
  電気バスの開発とチンチン電車の電池駆動化

■講 師
  福田雅敏(ふくだ・まさとし)氏
  (株)東京アールアンドデー 執行役員 営業企画本部長 兼 広報部長
  1964(昭和39)年生まれ
  85年、専門学校中央工学校 機械設計科卒、(株)東京アールアンドデー入社
  85年、オートバイの設計に係る
  88年、中部電力「ドリームミニ」開発リーダー、以降電気自動車の開発に従事
  2000(平成12)年、自社製スポーツカーVEMACの広報を兼任
  12年、執行役員 営業企画本部長、現在に至る
  13年、JR東日本向け電気バスと京都市チンチン電車の電池駆動化に従事
  これまでに約100台の電気自動車を開発
  自動車検査(独法) 講師(電気自動車担当)
  (公社)自動車技術会 電気動力技術部門委員会 幹事

今回の講師は、(株)東京アールアンドデー 執行役員 営業企画本部長 兼 広報部長の福田雅敏氏です。

(株)東京アールアンドデーは、自動車関連の研究開発専門企業として1981年に設立され、早期から電気駆動系の研究を手掛けていました。1984年に電動バイク、89年に4輪EVを発表し、91年にはナンバーを取得してEVの公道走行を実現しました。2000年には中型バスのEV化をスタートし、様々な電気バスを開発し、一部は路線バスとして営業運行しています。

JR東日本が気仙沼線BRTに電気バスを導入するに当り、弊社は電気バス製造業者の選定と国交省補助事業申請書の作成を支援し、同社が選定されました。そして、2013年3月15日に補助対象案件として決定しました。

電気バスは約1年を掛けて製造され、4月17日に運行開始しました。

同社は、近年、京都の梅小路公園に動態保存されているチンチン電車N電のEV化改造も手掛け、同車両はリチウムイオン電池での走行を開始しました。

以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。

(株)東京アールアンドデーは、1984年に電気自動車の開発に着手し、今年で30年を迎えました。その集大成として様々なノウハウをつぎ込んで開発したのがJR東日本向けe-BRT(電気バス)で、以下の特徴を持ちます。
 ・太陽光パネルを屋根へ搭載
 ・バスの電池から電気を取出せる非常用コンセントを設置
 ・モバイル端末が充電できるUSBコネクターを設置
 ・走行時の熱負荷を低減させるため窓に断熱フィルムを貼付け

さらに、電気バスの走行状態を遠隔でリアルタイムに確認できるVehicle ICTを搭載し、車両・電池の状態などを24時間監視し、かつデータとして蓄積するなど、最新の機器・機能を装備しました。

後半は、電気バスの開発ノウハウをつぎ込んで開発した梅小路公園内遊戯用電車(チンチン電車)のEV化改造車を紹介します。パンタグラフからの給電でなく、新たに車両に搭載したリチウムイオン電池で走行できるよう改造しました。

■場 所
  豊島区立勤労福祉会館6階 第7会議室(池袋駅西口徒歩7分)

■タイムテーブル
  18:30~19:10 講師による講義
  19:10~19:40 参加者の自己紹介
  19:40~19:50 休憩(軽食を用意)
  19:50~20:40 Q&A+フリーディスカッション
  20:40~21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)

■参加対象者
  職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方

■参加費
  社会人3,000円、学生1,000円、懇親会1,000円(希望者)

■「交通ビジネス塾」とは?
  交通分野の第一人者をゲスト講師としてお招きした勉強会で、ほぼ月に1回のペースで開催しています。交通問題の解決を志す同志の出会いの場、交通ビジネスが生まれる場、人材育成の場となることを目指しています。

■お申込み
  以下をinfo@LRT.co.jpへお送り下さい。
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