■日 時
  2015年5月25日(月) 18:30(5分前までに集合下さい)

■テーマ
  近代化遺産としての鉄道構造物の保存と利活用

■講師
  小野田 滋(おのだ・しげる)氏
  (公財)鉄道総合技術研究所 情報管理部 担当部長
  1957(昭和32)年生まれ
  79年、日本大学 文理学部 応用地学科卒、国鉄入社 東京第二工事局、鉄道技術研究所
  87年、(公財)鉄道総合技術研究所、JR西日本及び海外技術協力協会へ出向
  2010(平成22)年より現職、工学博士(東京大学)、土木学会フェロー
  著書『東京鉄道遺産』『関西鉄道遺産』(講談社ブルーバックス)他

今回の講師は、(公財)鉄道総合技術研究所 情報管理部 担当部長の小野田 滋氏です。

小野田 滋氏と言えば、鉄道技術史研究の第一人者として著名で、NHK「ブラタモリ」にも度々出演し解説しています。「鉄道ファン」連載をベースとした『東京鉄道遺産』『関西鉄道遺産』にて、東京・関西それぞれの鉄道遺産の歴史と技術史的な見所をまとめられました。

「遺産」とは遺物という意味ではなく、紹介された構造物の大半は現役です。明治から現代に至る鉄道構造物への造詣が深く、「構造物は的確な検査や修繕により半永久的に使用できる。」と言います。

『高架鉄道と東京駅(上下)』(交通新聞社新書)では、新しい都市鉄道を実現し、世界に誇る停車場を建設しようと考えた明治時代の鉄道技術者たちの志を、膨大な資料を基に浮き彫りにしました。

以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。

近年、文化庁や地方自治体では「近代化遺産」として、幕末以降の日本の近代化に貢献した文物の調査と文化財指定を推進しています。その中には鉄道構造物も含まれ、すでに碓氷峠の鉄道施設や門司港駅、東京駅などが国指定重要文化財となりました。

こうした近代化遺産は、単に文化財として保護するだけではなく、それを現用の施設として利活用しながら保存している点に特徴があります。また、すでに減価償却済みの既存施設を利活用するため、莫大な投資を必要とするわけでもありません。

こうした近代化遺産の存在は、鉄道文化の普及や発展に寄与するだけではなく、地域の活性化や地域の生涯学習、総合学習といった教育分野にも貢献しています。また、鉄道事業者にとっても、既存施設を活かした保守管理技術の向上・伝承や、企業文化の創造などに寄与すると考えられます。

しかし、残念なことに肝腎の鉄道事業者の近代化遺産に対する理解が充分ではなく、せっかくの「お宝」が気づかれないまま「死蔵」されているのが現状です。今回は、近代化遺産の概要、保存・利活用の取組みの事例、各地に埋もれている「お宝」などを紹介し、鉄道や地域の活性化へとつながる近代化遺産の利活用方法などについて皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

■場 所
  豊島区立勤労福祉会館4階 第3・4会議室(池袋駅西口徒歩7分)

■タイムテーブル
  18:30~19:10 講師による講義
  19:10~19:40 参加者の自己紹介
  19:40~19:50 休憩(軽食を用意)
  19:50~20:40 Q&A+フリーディスカッション
  20:40~21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)

■参加対象者
  職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方

■参加費
  社会人3,000円、学生1,000円、懇親会1,000円(希望者)

■「交通ビジネス塾」とは?
  交通分野の第一人者をゲスト講師としてお招きした勉強会で、ほぼ月に1回のペースで開催しています。交通問題の解決を志す同志の出会いの場、交通ビジネスが生まれる場、人材育成の場となることを目指しています。

■お申込み
  以下をinfo@LRT.co.jpへお送り下さい。
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