※表題の頭が誤って9/15(月)となっていたのを訂正しました。(2015.9.11 20:59)
■日 時
  2015年9月15日(火) 18:30(5分前までに集合下さい)

■テーマ
  日本の駅サインをわかりやすくする

■講師
  赤瀬達三(あかせ・たつぞう)氏
  1946(昭和21)年生まれ
  1972(昭和47)年、千葉大学 工学部 工業意匠学科卒
  1973(昭和48)年、(株)黎デザイン総合計画研究所を設立し代表取締役、現在に至る
  元千葉大学大学院教授、千葉大学・千葉工業大学・放送大学特別講師
  博士(工学)東京大学
  著書『サインシステム計画学-公共空間と記号の体系』(鹿島出版会、13年)、
  『駅をデザインする』(ちくま新書、15年)など

今回の講師は、(株)黎デザイン総合計画研究所 代表取締役の赤瀬達三氏です。

赤瀬氏は、営団地下鉄~東京メトロ、みなとみらい線、つくばエクスプレスなどの駅や、アークヒルズ、六本木ヒルズ、高松シンボルタワーなどの大規模複合施設のサイン計画に従事されてきました。

地下鉄路線をシンボル化した円形サイン、改札口を緑、入口を白、出口を黄色で示すサイン等を考案され、それまで煩雑だった駅のサインを見やすくすることに大きく貢献されました。

『駅をデザインする』では、日本と海外の駅を比較し、サイン設計の立場から利用者本位の交通システムのあるべき姿を展望しています。

アマゾンには好意的なカスタマーレビューが多数投稿されています。

以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。

人々の鉄道利用を支える設備の一つに案内サインがあります。それは「案内表示」とも「案内標識」とも呼ばれますが、ここではその情報授受機能に着目し、「案内サイン」と呼ぶことにします。案内サインが優れていれば人々の駅利用は一段とスムーズになり、劣っていると困惑が広がり苛立ちの原因になります。

私は1972年に鉄道駅サインにかかわり始めました。赤い○で丸ノ内線、黄の色彩で出口を表す営団地下鉄のサインシステムは、そのとき立案しました。

当日は、①私自身が長年携わった営団サインシステムと横浜駅コモンサインの計画視点を紹介し、②現在のわが国の大規模ターミナル駅サインの設置状況を観察し、③わかりやすい駅サインを得るための考え方とデザイン上の要点についてまとめます。

鉄道駅をハードな設備面ばかりでなく、ソフトな情報コミュニケーションの観点から見直すことが、どれほど利用者に資することになるか、そうした価値観を共有していただければ幸いです。

■場 所
  豊島区立勤労福祉会館5階 第5・6会議室(池袋駅西口徒歩7分)

■タイムテーブル
  18:30~19:10 講師による講義
  19:10~19:40 参加者の自己紹介
  19:40~19:50 休憩(軽食を用意)
  19:50~20:40 Q&A+フリーディスカッション
  20:40~21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)

■参加対象者
  職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方

■参加費
  社会人3,000円、学生1,000円、懇親会1,000円(希望者)

■「交通ビジネス塾」とは?
  交通分野の第一人者をゲスト講師としてお招きした勉強会で、ほぼ月に1回のペースで開催しています。交通問題の解決を志す同志の出会いの場、交通ビジネスが生まれる場、人材育成の場となることを目指しています。

■お申込み
  以下を info@LRT.co.jp へお送り下さい。
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質問 など:(当日、印刷・配布します)