■日 時
2012年6月27日(水) 18:30(5分前までに集合下さい)
今回より開始時刻を10分早めますのでご注意下さい。
■テーマ
新たなバスシステムへの挑戦
■講師
谷島 賢(やじま・まさる)氏
イーグルバス(株) 代表取締役社長
1954年生まれ。1978年、成蹊大学 法学部卒。東急観光(株)入社。
81年、イーグルバス(株) 専務取締役。
96年、イメディカ(株) 代表取締役社長。
2000年、イーグルバス(株) 代表取締役社長。
09年、イーグルトラベル(株) 代表取締役社長。
英国国立ウェールズ大学大学院 MBA修了
埼玉大学大学院 理工学研究科 博士後期課程在籍中
今回の講師は、埼玉県川越市を本拠地とするイーグルバス(株) 代表取締役社長の谷島 賢氏です。イーグルトラベル(株)とイメディカ(株)の代表取締役社長も兼務されています。
谷島社長は、不採算路線維持のため、大学と連携し、GPSと乗降センサー等のシステムを活用した路線毎の運行情報や利用状況のデータ把握・分析と、利用者アンケート等による顧客ニーズの把握を通じて、路線バス事業を「見える化」し、運行の最適化とコスト改善を実現しました。ダイヤの最適化は「効率化」とは区分し、お客様のニーズを捉えて最初に運行の品質(バスと鉄道接続改善、定時性改善)を改善し、それから無駄な運行の抽出と見直しによりコスト改善を実施しています。(国交省関東運輸局「地域公共交通マイスター」一覧より)
イーグルバスは、バス業界では有名な存在となっている。自社のバスがどこを走っているか、すべて把握するシステムを構築して、効率的な運行ダイヤを変幻自在に作り上げている。しかも、人口動態までとらえ、停留所が「顧客最大化」を達成する地点を分析するシステムまで作ってしまった。その結果をもとに、停留所を動かしている。そして赤字路線を収益改善する。その「奇跡」に大手バス会社が驚愕した。そして、「イーグルバスもうで」が続いている。「どうすれば、バス路線を収益改善できるのか」と。(日経ビジネス2011.5.17より)
以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。
国民の移動を支える、乗合バスのネットワークは、少子高齢化社会の日本が維持していかなくてはならない重要な社会インフラです。バス事業を改善する有効な手法として、弊社では、データによるバス事業の見える化とPDCAによる継続改善を組合せた「ダイヤ最適化システム」の開発を6年間実証しながら取組んでまいりました。これに加えて、地域の観光資源を活用して観光客を取込んで乗合バスを改善する、「交通基本法」の理念を実現する「バスモデル」にも取組んでいます。こうした私どもの取組みが、皆様の参考になれば幸いです。
■場 所
豊島区立勤労福祉会館6階 第7会議室 池袋駅西口徒歩7分
■タイムテーブル(今回から開始を10分繰上げ)
18:30~19:10 講師による講義
19:10~19:40 参加者の自己紹介
19:40~19:50 休憩(軽食を用意)
19:50~20:40 講義のまとめ+フリーディスカッション
20:40~21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)
■参加対象者
職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方
■参加費
社会人3,000円、学生1,000円、懇親会1,000円(希望者)
■「交通ビジネス塾」とは?
交通分野の第一人者をゲスト講師としてお招きした勉強会で、ほぼ月に1回
のペースで開催しています。交通問題の解決を志す同志の出会いの場、交通
ビジネスが生まれる場、人材育成の場となることを目指しています。