明けましておめでとうございます。皆様のお陰で、弊社は創業以来10回目の新年を迎えられました。

弊社は創業以来首尾一貫して、便利な交通を安上りに実現することが、人々に幸せをもたらし、地域を活性化し、日本の国力向上にも資するとの発想で、各地域や各路線に応じ、便利な交通を安上りに実現する具体策をご提案してきました。

その発想が社会でなかなか実践されないことがずっと不思議でした。そして、昨年の朝日新聞騒動を通してあることに気付き、講談社現代ビジネス「住みたい街2015」【沿線革命】の新年号に書きました。

JR各社が発足した1987(昭和62)年4月1日の朝日新聞1面「合理化と多角化こそが鉄道再生の王道」に対し、問題提起となるよう「全くの誤りだと確信している。」とまで書きました。

そして、朝日新聞の言説に全く逆行する「費用と人手が増えてでも便利な交通サービスとすることが鉄道活性化の王道」との発想に基づいた、北陸・北海道・沖縄での鉄道イノベーション提案を紹介しました。東京での提案は連載で綴っていきます。

クオリティペーパー朝日新聞が社会に浸透させた言説へのチャレンジは容易には理解を得られないでしょうが、私自身の長年の経験と思索に基づいてのことです。挫けることなくチャレンジを重ねる覚悟です。

22日(木)の交通ビジネス塾にご参加下さる皆様と、忌憚のない意見交換をさせて頂きたく思っています。

交通の未来を拓くため、未来を見据えつつ目前の一歩一歩を確実に踏みしめ、本年も精一杯取組んで参ります。変らぬご愛顧、ご指導、ご鞭撻をお願い申上げます。