(株)ライトレール

交通に関する情報やイベント案内を発信します。

2015年05月

■日 時
  2015年6月15日(月) 18:30(5分前までに集合下さい)

■テーマ
  鉄道運賃の決まり方と疑問点

■講師
  中村 仁(なかむら・ひとし)氏
  伊豆箱根鉄道(株) 代表取締役社長
  1960(昭和35)年生まれ
  83年、成城大卒、西武不動産(株)入社、84年、西武鉄道(株)入社
  高田馬場駅、池袋線の車掌、新宿線の運転士を経験した後、本社勤務
  企画部 鉄道計画課長、運輸部 営業課長、企画部 次長等を歴任
  2006(平成18)年、執行役員財務部長 兼 西武ホールディングス財務部長
  08年、執行役員 鉄道本部 運輸部長
  10年、取締役 上席執行役員 鉄道本部 計画管理部長
  11年、伊豆箱根鉄道(株) 取締役専務執行役員、12年より現職

今回の講師は、伊豆箱根鉄道(株) 代表取締役社長の中村 仁氏です。

中村氏は、親会社の西武鉄道でのご経験を踏まえ、伊豆箱根鉄道(株)の代表取締役社長を務められています。同社の事業内容は、駿豆線(三島-修善寺)と大雄山線(小田原-大雄山)の2つの鉄道を始めとした運輸業、不動産業、レジャー・サービス業等です。

今回は、西武鉄道時代に取組まれた旅客鉄道運賃制度についてお話下さります。

現在の運賃制度は、規制緩和の流れの中で1997年に改変されました。上限運賃のみを認可し、それ以下での運賃設定は鉄道事業者が自由に行える「上限価格制」となり、併せてヤードスティック(基準比較)方式等も強化されました。

上限価格制とは、上限運賃による収入が総括原価(適正原価+適正利潤)を超えないことを確認して国が認可する制度です。上限運賃以下であれば、鉄道事業者が自由に運賃を上下させたり運賃体系の変更が届出によりでき、需要拡大による増収、原価水準低下による利潤増大が可能になりました。

ヤードスティック方式とは、各鉄道事業者の費用をそれと相関のある説明変数で回帰分析して基準単価を算定するものです。事業者間で間接的な競争が促進され経営効率化が進むことが期待されるとともに、運賃改定時には回帰式による計算でコスト算定されることから透明性が向上しました。

中村氏には、現在の運賃制度の仕組みと、それに対する疑問点を分かりやすく解説下さるようにお願いしています。

以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。

旅客運賃制度については様々な論点があります。「総括原価方式」「プライスキャップ方式」「ヤードスティック方式」とは、事業者の総原価もしくは総収入を決定する手法で、従来から様々な説明や議論がなされています。

一方、個々の利用者が実際に支払う運賃は、事業者の総原価もしくは総収入をいかに個々の利用者に割振るのか、という問題です。改定時は改定前との比較での負担感、新線建設時は社会通念とも言うべき相場観も意識され、細部まで決定されます。

2014年の消費税率引上げに伴う運賃改定において、一部事業者がICカード利用時は1円単位としたのも、個々の利用者への運賃割振り手法の一つです。

通算でなく途中駅で分割したほうが安い運賃設定、乗継割引等の複雑な運賃制度、分かりやすいと言われる「ゾーン制」の導入が進まない状況などは、こうした割振りの問題に帰着しているケースが多いと思われます。

今回は、従来必ずしも十分取上げられてこなかったこうした面についてご紹介するとともに、首都圏を中心に利用者の中心になりつつあるICカード導入によりどのような問題が起きているのか、といった点についてもお伝えしたいと考えています。

■場 所
  豊島区立勤労福祉会館4階 第3・4会議室(池袋駅西口徒歩7分)

■タイムテーブル
  18:30~19:10 講師による講義
  19:10~19:40 参加者の自己紹介
  19:40~19:50 休憩(軽食を用意)
  19:50~20:40 Q&A+フリーディスカッション
  20:40~21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)

■参加対象者
  職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方

■参加費
  社会人3,000円、学生1,000円、懇親会1,000円(希望者)

■「交通ビジネス塾」とは?
  交通分野の第一人者をゲスト講師としてお招きした勉強会で、ほぼ月に1回のペースで開催しています。交通問題の解決を志す同志の出会いの場、交通ビジネスが生まれる場、人材育成の場となることを目指しています。

■お申込み
  以下を info@LRT.co.jp へお送り下さい。
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氏   名:
所属・役職:
質問 など:

■日 時
  2015年5月25日(月) 18:30(5分前までに集合下さい)

■テーマ
  近代化遺産としての鉄道構造物の保存と利活用

■講師
  小野田 滋(おのだ・しげる)氏
  (公財)鉄道総合技術研究所 情報管理部 担当部長
  1957(昭和32)年生まれ
  79年、日本大学 文理学部 応用地学科卒、国鉄入社 東京第二工事局、鉄道技術研究所
  87年、(公財)鉄道総合技術研究所、JR西日本及び海外技術協力協会へ出向
  2010(平成22)年より現職、工学博士(東京大学)、土木学会フェロー
  著書『東京鉄道遺産』『関西鉄道遺産』(講談社ブルーバックス)他

今回の講師は、(公財)鉄道総合技術研究所 情報管理部 担当部長の小野田 滋氏です。

小野田 滋氏と言えば、鉄道技術史研究の第一人者として著名で、NHK「ブラタモリ」にも度々出演し解説しています。「鉄道ファン」連載をベースとした『東京鉄道遺産』『関西鉄道遺産』にて、東京・関西それぞれの鉄道遺産の歴史と技術史的な見所をまとめられました。

「遺産」とは遺物という意味ではなく、紹介された構造物の大半は現役です。明治から現代に至る鉄道構造物への造詣が深く、「構造物は的確な検査や修繕により半永久的に使用できる。」と言います。

『高架鉄道と東京駅(上下)』(交通新聞社新書)では、新しい都市鉄道を実現し、世界に誇る停車場を建設しようと考えた明治時代の鉄道技術者たちの志を、膨大な資料を基に浮き彫りにしました。

以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。

近年、文化庁や地方自治体では「近代化遺産」として、幕末以降の日本の近代化に貢献した文物の調査と文化財指定を推進しています。その中には鉄道構造物も含まれ、すでに碓氷峠の鉄道施設や門司港駅、東京駅などが国指定重要文化財となりました。

こうした近代化遺産は、単に文化財として保護するだけではなく、それを現用の施設として利活用しながら保存している点に特徴があります。また、すでに減価償却済みの既存施設を利活用するため、莫大な投資を必要とするわけでもありません。

こうした近代化遺産の存在は、鉄道文化の普及や発展に寄与するだけではなく、地域の活性化や地域の生涯学習、総合学習といった教育分野にも貢献しています。また、鉄道事業者にとっても、既存施設を活かした保守管理技術の向上・伝承や、企業文化の創造などに寄与すると考えられます。

しかし、残念なことに肝腎の鉄道事業者の近代化遺産に対する理解が充分ではなく、せっかくの「お宝」が気づかれないまま「死蔵」されているのが現状です。今回は、近代化遺産の概要、保存・利活用の取組みの事例、各地に埋もれている「お宝」などを紹介し、鉄道や地域の活性化へとつながる近代化遺産の利活用方法などについて皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

■場 所
  豊島区立勤労福祉会館4階 第3・4会議室(池袋駅西口徒歩7分)

■タイムテーブル
  18:30~19:10 講師による講義
  19:10~19:40 参加者の自己紹介
  19:40~19:50 休憩(軽食を用意)
  19:50~20:40 Q&A+フリーディスカッション
  20:40~21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)

■参加対象者
  職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方

■参加費
  社会人3,000円、学生1,000円、懇親会1,000円(希望者)

■「交通ビジネス塾」とは?
  交通分野の第一人者をゲスト講師としてお招きした勉強会で、ほぼ月に1回のペースで開催しています。交通問題の解決を志す同志の出会いの場、交通ビジネスが生まれる場、人材育成の場となることを目指しています。

■お申込み
  以下をinfo@LRT.co.jpへお送り下さい。
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