以下により開催しますので、ご参加(どなたもお立場は個人です)をお待ちしております。遠方やご都合の合わない方のために、当日資料の印刷物を参加費の半額にてお分けします。ご希望の方はお知らせ下さい。前回までの開催案内等はこちらをご覧下さい。

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第104回「交通ビジネス塾」
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■日 時
  2017年3月27日(月) 18:40(5分前までに集合下さい)

■テーマ
  電車技術の発展の歴史と今後への期待

■講師
  芝浦工業大学 名誉教授
  大賀寿郎(おおが・じゅろう)氏
  1941(昭和16)年、東京都生まれ。
  1964(昭和39)年、電気通信大学 通信機械工学科卒。
  日本電信電話公社入社。電気通信研究所に所属。
  1985(昭和60)年、富士通(株)入社。
  2000(平成12)年、芝浦工業大学 工学部 通信工学科 教授。現在、名誉教授。
  東京電機大学 講師、IEEE(米国電気電子学会)Fellow、工学博士。
  鉄道友の会 会員。海外鉄道研究会 会員。

今回の講師は、芝浦工業大学 名誉教授の大賀寿郎氏です。

大賀氏は、大学卒業後に蒸気機関車の写真や記事を鉄道雑誌に投稿し、『鉄道ジャーナル』誌のカメラマンルポライターコンテストで特選、入選を連続受賞しました。その後は、本職の電気通信と音響工学の研究実用化のかたわら、電車技術の歴史の研究にのめり込み、外国の文献も多数収集しています。

さる1月には、ジュンク堂池袋本店での弊社の阿部社長とのトークイベントにて、聴衆を沸かせました。

今回は、長年の研究を通して得た知見に基づき、電車技術の発展の歴史と今後への期待をお話下さります。今後の電車技術の発展に向けたヒントを得る機会になることを願っています。

以下、ご本人からの当日のお話に関するご紹介です。

戦後の混乱が収束した1954(昭和29)年から1964(昭和39)年までの10年間、日本の電車技術は目を見張る大発展を遂げ、世界最高速の新幹線を実現しました。技術開発において、国鉄ばかりでなく、大都市の私鉄とメーカとの協力体制が重要な役割を果たしました。

大発展が達成された主な理由は以下でした。
 ・当時の大都市の私鉄は劣悪な線路条件で国鉄などと競争しなければならなかった。
 ・敗戦で職場を失った航空技術者が車輛会社や国鉄技研に入り、定量的かつ動力学的な設計手法を導入した。

この時にお手本としたのが、1930年代に米国で路面電車のために実用化され、大成功したPCCカーでした。この電車は欧州でも多数が用いられ、世界を制覇していました。しかし当時のわが国では外貨が貴重だったので、外国技術のライセンス導入は容易ではなく、独自技術を開拓せざるを得ませんでした。

ここでは、こうした経緯で実用化された営団300形、東急5000形、小田急2200形、近鉄800形、小田急3000形、近鉄10000旧ビスタカー、国鉄101系,151系、阪急2000系、名鉄7500系といった具体例に基づき、新幹線0系として結実した電車技術の大発展の歴史を解説します。

以上の電車技術の発展の歴史と近年の電車技術を踏まえた上で、最後に、今後の電車技術の発展への期待をお話します。

■場 所
  豊島区立生活産業プラザ7階 701会議室(池袋駅東口徒歩7分)

■タイムテーブル
  18:40~19:20 講師による講義
  19:20~19:45 参加者の自己紹介
  19:45~19:50 休憩(軽食を用意)
  19:50~20:40 Q&A+フリーディスカッション
  20:40~21:20 懇親会(同会場にて希望者のみ)

■参加対象者
  職業として交通に関わっているまたはそれを希望している方

■参加費
  社会人3,000円、学生1,000円、懇親会1,000円(希望者)

■「交通ビジネス塾」とは?
  交通分野の第一人者をゲスト講師としてお招きした勉強会で、ほぼ月に1回
のペースで開催しています。交通問題の解決を志す同志の出会いの場、交通ビジ
ネスが生まれる場、人材育成の場となることを目指しています。

■お申込み
  以下をinfo@LRT.co.jpへお送り下さい。
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質問 など:(当日、印刷・配布します)